ゴルフカップの直径は108mm(10.8cm・4¼インチ)、ホールの深さは101.6mm(10.16cm・4インチ)以上とゴルフ規則で定められています。
「思ったより小さい」と感じるカップですが、直径をボールと比べると約2.5倍です。
この記事では、カップの直径と深さを整理し、ボールとの大きさの比較、サイズの由来、パター練習での活かし方を解説します。
直径と深さの数字を混同しないよう、単位も合わせて確認しましょう。
ゴルフカップの大きさは直径10.8cm
日常会話で「カップ」と呼ぶ穴は、ゴルフ規則では「ホール」として定義されています。
ホールをプレーし終える地点にある穴で、大きさは次のように決められています。
| 項目 | mm | cm | インチ |
|---|---|---|---|
| ホールの直径 | 108mm | 10.8cm | 4¼インチ |
| ホールの深さ | 101.6mm以上 | 10.16cm以上 | 4インチ以上 |
| カップの内張りの外径 | 108mm以下 | 10.8cm以下 | 4¼インチ以下 |
4¼インチを25.4mm換算すると107.95mmですが、規則ではメートル法の表記として108mmが用いられています。
「カップの大きさは何cm?」と聞かれたら、直径10.8cmと覚えておくと分かりやすいでしょう。
深さは10.8cmではなく、10.16cm以上
直径と深さは別の規定です。直径は108mmと定められているのに対し、深さは101.6mm「以上」です。
市販のカップ製品の高さだけを見て、規則上の穴の深さと同じものだと判断しないようにしましょう。
穴に内張りを使う場合、その上端は原則としてグリーンの表面から25.4mm(1インチ)以上沈めます。
ただし、土壌の性質からもっと表面に近い位置が必要な場合には例外があります。穴の内側に白い部分が見えていても、内張りの上端と芝の表面が必ず同じ高さになるわけではありません。
カップはゴルフボールの何倍の大きさ?
用具規則では、ゴルフボールの直径は42.67mm(1.680インチ)以上でなければなりません。
最小規格のボールを使って直径を比較すると、108÷42.67で約2.53倍です。横幅のイメージとしては、ボール約2.5個分にあたります。
| 比べるもの | 直径 |
|---|---|
| ゴルフカップ | 108mm |
| ゴルフボールの最小規格 | 42.67mm |
| 直径の比 | 約2.53倍(108÷42.67で計算) |
これは直径の比であり、穴の中にボールが何個入るかを表す数字ではありません。
また、用具規則はボールの直径の下限を定めているため、すべてのボールが必ず42.67mmぴったりという意味でもありません。
幅に余裕があるのに、なぜパットは外れる?
カップがボールより大きくても、打ち出す方向、距離感、グリーンの傾斜が合わなければ入りません。
速すぎる球はカップを通り過ぎることがあり、弱すぎる球は手前で止まります。カップの端に触れた球が必ず落ちるわけでもありません。
練習では、狙った方向に打ち出すことと、カップまで届く速さをそろえることを分けて確認すると取り組みやすくなります。
打点や構え方は、パター初心者向けの打ち方・練習方法も参考にしてください。
なぜゴルフカップはこの大きさ?サイズの由来
カップのサイズの由来をたどると、スコットランドのロイヤル・マッセルバラ・ゴルフクラブが登場します。
同クラブの公式の歴史紹介によると、1829年に購入したホールカッターが、その後の標準のホールの大きさにつながったとされています。ホールカッターは、グリーンに円形の穴を開けるための道具です。
現在の規則では、ホールの直径は4¼インチ(108mm)です。
一方、「その道具がなぜその寸法だったのか」という理由までは、同クラブの公式紹介から断定できません。「ボールの何倍が最適かを計算して決めた」「特定の配管のサイズをそのまま使った」などの説明を、確定した由来として混同しないようにしましょう。
数字が少し半端に見えるのは、cmで決められたサイズではなく、インチ表記の4¼インチをメートル法でも示しているためです。歴史を知ると、10.8cmという数字も覚えやすくなります。
参考:Royal Musselburgh Golf Club「History」
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自宅のパター練習ではカップのサイズをどう選ぶ?
自宅用のパターマットや練習カップには、実際のホールに近いものも、小さな的で方向を確認するものもあります。
コースに近い大きさで練習したいなら、穴の直径が108mm前後かを確認しましょう。
製品の外寸ではなく、ボールが入る開口部の寸法を見ることがポイントです。
実物に近いカップと、小さい的を使い分ける
- 直径108mm前後のカップ
- 実際の穴の幅をイメージしながら練習したい場合に使います。
- 小さい穴や目印
- 狙った方向への打ち出しを確認する目的で使います。コースのカップの規格が小さくなるわけではありません。
- 穴のない平らなマット
- ボールの止まる位置を目印にして、距離感を練習できます。
坂を上って入るタイプのマットは、平らなグリーンとは必要な速さが異なります。
マットで入ったかどうかだけでなく、狙った線に転がったか、同じ振り幅で止まる位置がそろったかも確認しましょう。
ゴルフカップの大きさに関するよくある質問
ゴルフカップの直径は何mm・何cmですか?
直径108mm、cmでは10.8cmです。インチ表記では4¼インチとなります。
カップの深さも10.8cmですか?
深さの規定は101.6mm(10.16cm)以上です。直径の108mmと分けて覚えましょう。
カップの幅はボール2.5個分ですか?
最小規格の直径42.67mmのボールと比較すると、カップの直径は約2.53倍です。「約2.5個分」は幅をイメージするための表現です。
パターマットの穴も必ず同じ大きさですか?
練習用製品の穴の大きさは製品によって異なります。実際のカップに近いサイズを選びたい場合は、開口部の直径を確認してください。
カップの規格を知って、方向と距離感を練習しよう
ゴルフカップは直径10.8cm、深さ10.16cm以上です。
ボールの最小規格と比べた直径は約2.5倍で、直径と深さを分けると覚えやすくなります。
パッティングでは、その穴に向けて方向と速さをそろえることが大切です。
打点や構え方が安定しない場合は、自己流でボールをこすり上げる前に、コーチにストロークを確認してもらうと練習の課題が見つかるはずです。